………なあ、○○……


(学校の廊下で二人で話していると、突然隆平くんが私の顔の横に手をついてきた)

(壁と隆平くんに挟まれて、身動きが取れない)

(真剣に見つめてくる瞳と、改めて意識する身長差に、思わずたじろいでしまう)


……お前さ、

(な、なに……?)





………ほっぺにまつ毛ついてる


(………はい?)


何かついてんなーと思ったんだけど、なにか良く分かんなくてさー
うん、まつ毛だまつ毛ー


(笑いながらまつ毛を取ってくれて、元の距離に戻った)



(………とりあえずあのときめきを返して欲しい…!)
壁ドン