「私の方こそありがとう、ごちそうさま。」


お、おう…

…気をつけてな、変な男に引っかかるなよ。


(よしよしと頭を撫でてやると、○○は悪魔とは思えないような可愛らしい笑顔を浮かべた)



(寝室の窓に○○が手をかける)

(こちら振り向き、今度は綺麗な笑みを作りひらひらと手を振った)




「さよなら。」




(その瞬間、彼女の背中から真っ黒い翼と長い尻尾が現れる)

(初めて○○と寝た日に見せられた、あの大きな翼だ)







(畳まれていた翼を広げ、○○は振り返ることなく暗くなったロンドンの空へと羽ばたいていった)






(ひらりと飛んでいく彼女の尻尾を掴んでしまいたいと少し思ってしまったことは、俺の心の中にしまっておく)







(その夜以来、俺と彼女が出会う日は一度も来なかった)









END.


名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う

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