(カーテンを開けると、まるで吸血鬼が灰になりそうなほどの光が、室内を照らす)
(貧血だろうか、ふらふらとした足取りでテーブルへ行くと何か置いてある)
(……あの黒い紙箱だ)
(すっかり空になった黒い紙箱を手に取ると、その下に二つ折りの紙が置いてあった)
「…?」
(それはすべて英語で書かれていた、まるでメモのように短い手紙だった)
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名前:アーサー・カークランド
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