(ゆっくりと歩みを進め、森の奥へ入ってく)

(ふと後ろを振り返ると、アーサーがあなたの後姿をずっと見つめていた)


(結局あなたが見えなくなるまで、アーサーはその場を動かなかった)






(懐かしい森の中…)


(きっと毎日お腹を空かせて過ごす日々が続くだろう)

(それでもあなたは森で生きることを選んだ)



(そう、私は狼だから。)


(これからはまた一人で生きていかないと)




(寒い…暖炉のある生活に慣れすぎたのかな…。)



(バングルに触れると、ひんやりとしてた感触が伝わるがどこか温かい気持ちになれた)




(最後に人間の…アーサーの優しさに触れられてよかった…。)





(…ありがとう、アーサー)



(END

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