「私の声と人間の脚…交換してください…。」
(本当は少し怖いけれど…)
(これで人間に近づける…。)
交渉成立あるね!
それじゃ、その薬をぐいっと一気に飲み干すある!
(見るからに怪しい薬だが、蓋を外して一気に喉に流し込む)
(味はしない…)
(…が、すぐに喉が熱くなった)
(熱い…!そう声に出そうとしたが、喉からあなたの声が出ることはない)
(その熱は尾ひれにも伝わる)
(まるで焼けるような、そして裂けるような痛みが尾ひれの先から徐々に上へ上ってきた)
ほら、早く海から出ないと溺れ死んじまうあるよ。
すぐに呼吸もできなくなっちまうあるからな。
お前の声はこっちで保存しておくあるよ。
それじゃ、気をつけるよろし~。
(人魚の暢気な声が聞こえたが、振り返ることなく必死でもがく様に海の上へと泳いだ)
(いつもの様に泳げないし、息もできない)
(苦しい…!)
(空が見えてきた…!)
(早く、早く水から出ないと…!)
(泳ぎなれない脚を必死に動かし海面に向かって腕を伸ばした)
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名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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