「今まで私のことをずっと見ていてくれたの…?」


…そうだ。


「紅茶を淹れたりブランケットをかけてたのも…?」


…俺だな。


「この本を、元通りにしてくれたのも…。」


…ほんとは内緒で元に戻してやるつもりだったんだがな。

まあ、バレちまったもんは仕方ない。
これからはたまにお前の前に現れて話し相手にでもなってやるよ。



「魔法使いさん、ありがとう…。」



…っ

俺の名前は魔法使いじゃねぇ。



…アーサーだ。

アーサーって呼べ、○○。


…それと勘違いするなよ?
俺がお前を幸せにするのは、お前が気になったとかそんなんじゃないんだからな。

俺は魔法使いだ。
ヒロインを幸せにするのが俺の生まれ持った使命であり役割であり仕事なんだよ。
言わばビジネスだ。

…だからってお前から金品や見返りを求めるわけじゃねぇけどな。


…ともかく必ず魔法で幸せにしてやる。

まあ、王子と結ばれるのを楽しみにしておけ。


(これが、○○と魔法使いの出会いだった)






名前:アーサー・カークランド
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