(両親が遺してくれた本は、小説や辞書、伝記など様々な種類であふれていた)
(中でもあなたのお気に入りの本はおとぎ話だ)
(幼い頃に母に読んでもらった、恵まれない女性が魔法使いに導かれて王子様と結ばれる…そんなストーリーの、ごく普通のおとぎ話)
(私もいつか、魔法使いのおばあさんに魔法をかけられて王子様と…なんてね…。)
(夢見がちだとは自覚しつつも、このような環境にいるとつい空想に耽ってしまうことがままある)
(今日は日中、継母と姉達は外出していたため、久しぶりに広いリビングでお気に入りの本を読みのんびりと過ごすことができた)
(彼女達が家に戻り、一日の仕事を済ませてそそくさと自室に戻る)
(また見えない誰かが紅茶が用意してるのかな…?)
(そう思いつつ自室の扉に手をかけると、あることを思い出した)
(リビングに本を置いてきたままだ…!)
(急いで取りに戻ると…)
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名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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