（まさか本当に王子様と踊れることになるとは思ってもいなかった）
（緊張しながらも、アーサーと練習したステップを踏み王子様と踊っていると、周囲からの視線がチクチクと刺さってくる）
（ちらりと横目で確認すると、継母や姉二人も恨めしそうにこちらを見ていることに気づいた）
（私が踊っているとは気づいていないようだが…）
（そっと視線を逸らし、背を高い王子様を見上げると
…先ほどの自信に溢れた表情とは違い、優しい笑顔に変わっていた）
どうだ？
俺様とダンスをしていて楽しくない訳がねえだろ？
暗かった表情もさっきより明るくなってるぜ。
（あれ…？この王子様、本当はとても優しい人なのかな…？）
（口調は少し乱暴だけど、彼は人を気遣える素敵な王子様だったようだ）
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名前：アーサー・カークランド
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