(壁側の方へ行ってみると、そこには目を閉じたアーサーくんが…)
(いつも開いている緑色の瞳は今は閉じられ、とても穏やかに眠っているようだ)
(…なんか可愛い…。)
(いつもよりも幼さを感じるその寝顔が可愛らしくて、癖のある金色の髪を撫でようとそっと手を伸ばす)
(がしっ)
……せんせ、夜這い?
まだ昼だけど。
(眠っていると思っていたアーサーくんに手を掴まれた)
(閉じていた瞼は開かれ、いつもの綺麗な緑色の瞳がじっとこちらを見つめている)
(…しまった…。)
「ご、ごめんね、そうじゃなくて…っ!?」
(開放してもらおうと謝罪の言葉を口にしたが、掴まれた腕を勢いよく引き寄せられ、そのままベッドに横たわるアーサーくんの上になだれ込んでしまった)
…まさか先生の方から来てくれるなんて思わなかった。
先生って結構大胆だったんだ…?
(アーサーくんが下からあなたをぎゅっと抱きしめてきた)
(心臓が破裂しそうなほどドキドキしている…)
(それが彼にも伝わったのか、腕を緩めてすぐに離してくれた)
…なーんて、冗談だよ。
せんせ、びっくりしたか?
…先生の可愛い顔が見られたから、これくらいで勘弁してやる。
ほらせんせ、仕事に戻らねぇと…な?
(…してやられた…)
名前:アーサー・カークランド
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