(少しすると、廊下の方から生徒の足音が聞こえてきた)

(まずい、アーサーくんとのことがバレてしまう…)



(アーサーくんも足音に気づいたのか、名残惜しそうにあなたを腕から解放してくれた)


…せんせ…

最後にキス、してもいい?



(ベッドから降りたあなたの袖を掴み、上目遣いで見つめてくる…)

(その表情に勝てず、そっと目を閉じた)



(ゆっくりとアーサーくんの顔が近づき、お互いの唇が触れたその瞬間)




(ガラガラ、と保健室の扉が開けられた音が聞こえ、驚いて思わずアーサーくんから離れてしまった…)



あ…。



ちぇ…

せんせ、いってらっしゃい。


(アーサーくんが少しだけ不貞腐れたように、でも笑顔で布団に潜り込んだ)


(ほっと胸を撫で下ろしつつ少し残念な気持ちで、平静を装いカーテンを開けてやってきた生徒のところへ向かう)



(どうやらバレていないようだ)






(教師と生徒、だけど…)

(想いが通じ合い、あなたの心は暖かい気持ちで満ち溢れていた)


名前:アーサー・カークランド
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