(次の日、アーサーくんのおかげか無事体調も回復し、いつもどおり学校へ出勤した)
(出勤すると、生徒達に囲まれ大丈夫?と声をかけてきてくれた)
(それを少し離れたところで見ていたアーサーくんが、ちょっと拗ねている表情をしている…ような気がした)
(いつもと同じ保健室で、怪我や病気の生徒達の面倒をみて…)
(お昼過ぎ頃、書類の整理をしていると保健室の扉が開く音が聞えた)
(扉の方に目をやると、そこにはらいちゃんが…)
(正直、彼女と会うのは気まずい…)
(…が、他の生徒と変わらないように接すると、彼女は少しだけ落ち込んだような表情でぽつりぽつりと話し始めた)
「先生、あたしフラれちゃったんだよね…。」
「カークランド先生、彼女いるんだってさ…しかも結婚考えてくるくらいの。」
(ドキッとしたが、できるだけ平静を保ちらいちゃんの話に静かに頷く)
「何でカークランド先生、あたしのこと気にかけてくれるのか聞いてみたんだ。」
「……昔の自分に似てるから、だってさ。」
「カークランド先生、昔自分を助けてくれた先生に憧れて教師を目指したんだって。学校を嫌いな生徒が、逆に学校を好きになってもらえるようにって…。」
「…で、その先生と今付き合ってるらしいんだけど…
……それってもしかして○○先生のこと?」
(心臓が飛び跳ねた)
(もしかしてアーサーくん、生徒に言っちゃったの…!?)
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名前:アーサー・カークランド
友達が551人できた
友情の証に謎の食べ物を貰う
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