(暗いしここからじゃよく見えないけど、らいちゃんは真剣な表情をしているようにも見える)


(何となく居心地が悪くて隠れるようにこっそり様子を伺ってみることにした)

(悪いことをしている気分になったが、どうしても二人の会話が気になってしまう…)




「カークランド先生、あたし、先生のことが好き。付き合ってください。」


「…先生は?あたしのこと、いつも気にかけてくれてるでしょ?どうして?」








(やっぱり…告白だった)


(本当に告白したんだ…)

(血の気が引いたように頭の中がひやりとする)




「…先生?」


……。

…俺も、ずっと我慢してた…


お前は…






(俺も…?)


(そこまで聞いて、頭が混乱して逃げるようにその場を立ち去った)


(息が切れるのすら忘れて走った)




(頭の中が真っ白になり、どうやって家に帰ったのかすらわからない)



(…俺もずっと我慢してた…?)



(どういうこと?)

(アーサーくんは、らいちゃんのこと…?)




(その夜はもう何も考えられなかった、今にも不安で潰れそうだ)


(久しぶりに、年甲斐もなく涙が枯れるまで泣いてしまった)






名前:アーサー・カークランド
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