(今日は三年生の修学旅行だ)

(私も保健の先生として同行することになった)


(修学旅行、といっても、学校側で決めたぎゅうぎゅうに詰め込まれたコースを全員で見学したり体験したりするだけなのだが…)

(アーサーくんもサボらずちゃんと来てくれたし、少し安心した)


(本田先生いわく、最近のアーサーくんは前ほど荒れていないらしいし、制服も着崩しているわけでもないから周りの生徒達もあまり彼を怖がらなくなったそうだ)


(同じクラスや学年の女の子にもよく話しかけられているし…)

(…やっぱりモテるんだろうな…)



(教師として彼の成長を見守ることができて誇らしく嬉しい反面、少し寂しさを感じている自分がいた)



(この旅行中もアーサーくんと会話することさえままならず、いつの間にか時間だけが過ぎ去っていく)

(二泊三日というスケジュールだったが、結局自由時間らしい自由時間もなく、気付いたら最終日の夜を迎えていた)






名前:アーサー・カークランド
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