(ここに来て数日経つが、また雪が降ったようで庭は一面がうっすらと雪化粧を施していた)
(アーサーとバラの世話をしに来たが、これでは水遣りは必要ないかな…?)
いつの間に雪が降ってたのか。
…寒いだろうしお前は中に入ってろ、寝込まれたら俺が困るんでな。
(こうも雪が積もっていると、ついついイタズラ心が疼いて雪玉を作りアーサーを驚かせたくなってしまう)
(完全に油断しきっているアーサーの背中に、ぎゅっと握った雪玉を投げつけてみた)
(べしゃっ)
!?
つ、冷た……ってなにしやがるこのバカ!!!
雪投げつけてきたのか!?
このっ…俺の雪をぶつけるなんていい度胸してるじゃねーか!!
待てコラ!お前の頭に大雪を降らせてやるよ!!俺がな!!
!?ぶふっ!
(怒るアーサーに雪玉を投げつけると、ちょうど顔面にクリーンヒットしてしまった)
…ってめぇ…!!
もう絶対許さないからな!?
(アーサーも負けじと雪玉を作ってぶんと投げつけてきた)
(それは勢いよく見当はずれにあなたの頭上の上の方に飛んでいく…アーサーも大したことないないな。そう思った瞬間…)
「ひゃっ!?」
(あなたの頭上から大量の雪がどさどさと落ちてきた!どうやら木の上に積もっていた雪がアーサーの雪玉で落ちてきたらしい…)
ははははは!!ほらな!?だから大雪を降らせてやるって言っただろ!!
全身真っ白じゃねーか!傑作だな!
(そう言ってあなたを指差し笑うアーサーも雪で顔や頭が真っ白で、あなたもついつられて笑ってしまった)
(寒さも忘れて雪をかき集めては二人で大人気なく雪合戦をした)
(アーサーもこんな風に笑ったりするんだな…と、そんなことを思いながら…)
名前:アーサー・カークランド
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