(少しの間ここに居るとは言ったものの…)

(食事はティーカップ兄弟が作ってくれるし掃除は箒が、馬の世話は置時計がしていて特にすることが見つからない…)

(お屋敷の中を探検するのもいいが、またアーサーに怒られそうだし…)


(当てもなく廊下を歩いていると、後ろから声を掛けられた)


…おい。
なにフラフラしてんだ?


(声を掛けてきたのはアーサーだった)

(脚に包帯を巻いてはいるが、あまり深い傷ではなかったようでもう歩き回ることができるようだ)


…暇なのか?
だからさっさと帰れって言ったのに…。

…暇つぶしに最適な場所を教えてやる。
ついて来い。


(そう言うとアーサーはあなたに背を向け歩き出してしまった)

(急いで早足でついていくと、アーサーの歩みが少しゆっくりになった…気遣ってくれたのかな…?)


「気を遣ってくれてありがとう。」


…はぁ?

勘違いすんな、脚が痛むからゆっくり歩いてるだけだ。
決してお前の脚の遅さに合わせて歩いてるわけじゃないんだからな。

わかったらさっさとついて来い、バカ。


(照れ隠しなんだろうか、あなたに背を向けるアーサーの尻尾がゆらゆらと揺れていた)





名前:アーサー・カークランド
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