(屋敷の中で消毒液やガーゼを見つけ、アーサーの元へ持っていく)
(相変わらずつらそうに座っているので手当てしてやることにした)
「大丈夫?いま手当てするから…。」
…もういいから帰れ。
そんなことまで頼んでねぇ。
「でも助けてもらったし、これくらいは…」
勘違いするなって言っただろ。助けたわけじゃねぇよ。
それにこんな怪我…ほっといてもそのうち治るだろ…
…それ貸せ、自分でやる。
(そう言って彼は動物のように毛で覆われた大きな手を差し出してきた)
(貸せと言われても…脚以外にも腕やわき腹、背中も怪我しているのにどうやって自分で消毒するつもりなのだろう)
(ただ単にあなたを早く帰そうとしているだけのように見えた)
「…どうやって背中を消毒するの?それくらい手伝わせて。」
……。
…手当てしたらゲストルームに行け。
お前も見たと思うが、この屋敷の家財道具は喋ったり動き回るんだよ、そいつに案内してもらえ。
…で、朝になって明るくなったら帰れ。
ここであったことは誰にも言うなよ。
(そう言うと諦めたようにボロボロに引き裂かれ血の着いたシャツを脱いだ)
名前:アーサー・カークランド
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