(雪の降りしきる森を走っていると、馬と並走している何かの気配を感じた)
(ちらちらとその姿が目に映るものの、雪で上手く走れず馬が脚を止めてしまった)
(…狼だ…!)
(木々の間から雪に紛れて現れたのは狼の群れだった)
(腹を空かせているのだろうか、それとも狼の縄張りに入ってしまったのかもしれない)
(あなたは狼たちに囲まれ、逃げ場を失ってしまった)
(馬から降り、何とか追い払おうと長い木の枝を拾い上げるが、こんなもので追い払えるわけもなく…)
(低い唸り声を出す狼がじわじわとあなたに近づき、やがて飛び掛ってきた)
(変な屋敷で変な男や喋る家財道具に出会ったり狼に襲われたり散々な目に遭って私の人生は終わるのか…)
(おじいちゃん、ごめんなさい…)
(殺される…!)
(思わずぎゅっと目を瞑ると、その瞬間に自分のすぐ近くでライオンのような獣の咆哮が聞こえた)
(驚いて目を開くを、目の前に先ほどの獣…アーサーが降りてきて狼に立ち向かっていくではないか)
(どんなに噛み付かれるのも構わず狼たちを投げつけるように振り払い、その群れを追い払ってくれた)
(…助けてくれたの…?)
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名前:アーサー・カークランド
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