(それは今から何十年以上も昔の話)
(この屋敷の主は、この近くの町を収める領主だった)
(主の名前はアーサー)
(あるハロウィンの夜、彼はこの屋敷でパーティーを催していた)
(そろそろお開きにしようか、という夜遅い時刻に一人の子供が尋ねてきた)
(ぼろきれを纏った子供はアーサーに「Trick or Treat」と声をかける)
(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ…アーサーはさすがのハロウィンでも深夜に子供が一人で尋ねてくるなんて…と不審に思ったが、その子供はしきりに「Trick or Treat」という言葉を口にした)
(アーサーは仕方なくお菓子を要求してくる子供に渡してしまったのだ)
(…お菓子でないものを)
(それに怒った子供はこの屋敷にイタズラという名の呪いをかけた)
(アーサーは獣のような姿に、パーティーに集まった者たちは家具や食器に姿を変えられてしまった)
(この屋敷の周りも森に変えられ、人々はアーサーの姿を恐れるようになる)
(やがて人が訪れることもなくなり、この屋敷は過去に取り残されてしまったのだ)
(そしてアーサーの心は次第にささくれ立っていった…)
(このイタズラという名の呪いを解くには、元凶となってしまったアーサーが相手への思いやり、そして誰かを愛し愛されるような心を取り戻さなくてはならないという)
(しかしこんな屋敷に訪れる人などおらず…ようやく現れたのがあなただったとのことだ)
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名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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