「あ、やっときた~!待ってたよ。」


(パカパカ、と室内のクローゼットの扉が勝手に開け閉めされ、また男性の声が聞こえてきた)

(食器や道具じゃなく、今度は家具まで喋りだした…!?)

(自分は夢でも見ているんだろうか…?頭がくらくらしてきたところで、あなたの肘を箒がつついてきた)


「気絶してる暇なんかないぜ。ここで会ったのも何かの縁ってやつだ、ちょっとお前に頼みたいことがあるんだけどよ…。」

「そのためにもまずは俺たちが…なぜ家財道具が喋っているのかを説明させてくれ。」

「コーヒー淹れてあげるね!すっごく美味しいよ~、兄ちゃんのカップに注ぐから良かったら飲んでね。」

「さっさと注げよバカ弟!」

「えーとどこから話せばええ?」

「じゃあとりあえず自己紹介させてね、俺はクローゼットのフランシス。今はこんな姿だけど本来の姿は絶世の美男子なんだからね?で、この燭台がアントーニョ、箒がギルベルトで置時計がその弟のルートヴィッヒ、ティーポットなのにコーヒーを淹れてるのがフェリシアーノでティーカップの方がその兄のロマーノだよ。ほんとはもう一人いるんだけど、体が大きくてなかなか動けないからホールにいるんだ。」


(本来の姿…?ということは元々は道具ではなく人間だったの?)


西「よかったら君の名前も教えてくれへん?」

「……○○です…。」

伊「わあ、可愛い名前だね!」

仏「それじゃ○○ちゃん、コーヒーでも飲んで俺たちの話を聞いてね。大丈夫、悪いことをするつもりなんてないからさ。」






名前:アーサー・カークランド
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