(驚いてアーサーの体を見つめると、だんだんと光は消えてその姿を現していった)
(狐のように尖った耳は丸い人間の耳になり、大きな尻尾は消え、破れたシャツやボトムから伸びる手足はライオンのように大きなものではなくすらりと長い人間のものに変わっていた)
(全身に負っていた傷は全て癒え、まるでただ眠っているようにも見える)
……。
…○○…?
…あ、あれ…俺…
(ゆっくりとアーサーの目が開き、口を小さく開く)
(そこには尖った牙は生えていなかった)
(人間に戻れたんだ…!)
(よかった…!)
(嬉しくで思わずアーサーに抱きつくと、状況が理解できていないのかアーサーがわたわたと
腕を動かした)
ちょっ…な、なんだ?どうなってるんだ?
俺、確か…
ちょっと説明してくれないか…?
(名残惜しそうに体を離すと、少し顔が赤くなったアーサーがゆっくりと上体を起こす)
(そして自分の手足を見て驚いていた)
…も、戻れたのか…!
本当の体に…!
(覚束ない脚で感覚を確かめるようにアーサーが立とうとすると、あなたもそれを手伝うようにアーサーを支えながらその場に立ち上がる)
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名前:アーサー・カークランド
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