(扉を開けると、バラの入ったガラスケースの前でアーサーは倒れていた)

(動く様子もなく、静かにその体を横たえている)


(ライオンのように大きな体に見えていたはずのに、まるで今は猫のように小さく弱々しく見えた)


(床にアントーニョを置き、急いでアーサーの方へ駆け寄る)

(ぐったりとした体を抱き寄せるように起こすと、閉じていた瞳がうっすらと開かれた)



……?

…○○…どうしてここに…。


「鏡に倒れてるアーサーが見えたから…!お願い、死なないで…。」


…村に戻れたのか…?


(こくこくと頷くと、アーサーの口元が少し笑ったように見えた)


そうか…。


…色々悪かったな……最期に、○○の姿を見ることができてよかった…
これで…幸せに死ぬことできそうだ…。

……よかったな、もう俺のこと…気にしなくていいん、だぞ…


……


(そう言ってアーサーは静かに目を閉じた)






名前:アーサー・カークランド
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