(庭の木に小鳥がとまっていたので、パンのかけらをちぎって与えることにした)
(パラパラとパンくずを与えていると、一羽だった小鳥が二羽、三羽と少しずつやってくる)
(撒いたパンくずを啄ばむ小鳥たちが可愛くて微笑ましく見守っていると、突然小鳥たちが啄ばむのを止め木の上へ飛んでいってしまった)
…なに勝手なことしてんだ。
餌付けしてんじゃねぇ。
(…あなたの後ろから現れたアーサーに驚いて逃げてしまったようだ)
「アーサーもあげてみなよ、小鳥たち可愛いよ。」
やらねぇよ。
つーか俺を見た瞬間逃げてったじゃねぇか。
「いきなり出てきてびっくりしちゃったんだよ。はい、これ。一緒にあげよう?」
はぁ…?
っておい…っ掴むな!
(アーサーの手を強引に掴んでパンくずを握らせてやった)
(隣で何か言っているようだが気にせずパンくずを巻くと、木の上の小鳥たちがこちらの様子を伺っている…)
「アーサー、ほら。」
…なんで俺が…。
(あなたに聞こえるようわざと大きなため息をつくと、あなたの真似をするようにアーサーも地面にパンくずを撒く)
(すると様子を見ていた小鳥たちが次々と地面に降り立ち、またパンくずを啄ばみ始めた)
「ね、可愛いでしょ?」
……別に。ただの鳥だろ。
(そう言いながらも小鳥を見つめながらパンくずが無くなるまで撒いてやるアーサーだった)
名前:アーサー・カークランド
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