(薄暗いホールに向かうと、イヴァンの上にフィリシアーノ、ロヴィーノ、そしてルートヴィッヒが乗っていた)
(その傍らにはギルベルトの姿も)
(アーサーとアントーニョはどこだろう?)
(ホールへ脚を踏み入れると、その瞬間眩いばかりの明かりが一斉に灯った)
(きらきらと輝く大きなシャンデリアの上にはアントーニョが)
(彼が明かりをつけてくれたんだ…)
(慣れないドレスでゆっくりと歩いていくと、向かい側からアーサーの姿が…)
(少々照れたような表情を浮かべ、あなたの方へ歩み寄ってきた)
(いつものシャツではなくタキシードでドレスアップし、髪もきちんと整えている)
……あ、あんまりじろじろ見るなよ…。
…ほら、手。
踊ってくれるか…?
(差し出された大きな手の平に手を重ねると、アーサーが優しく握り返してきた)
(それを合図にイヴァンのピアノの演奏が始まる)
(最初はぎこちないステップだった二人だったが、次第に身を寄せ息の合うダンスを踊れるようになっていった)
(キラキラと輝くホールに美しいピアノの音色、あなたを優しい眼差しで見つめるアーサー)
(それはまるで夢のようなひと時だった)
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名前:アーサー・カークランド
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