「ふふっ…おじいちゃん、どうしたの?」
楽しそうな笑い声と、ぽんぽんと優しく背中を撫でられる感触が伝わる。
「寂しくなっちゃった?またおじいちゃんの家に遊びに行くよ。」
…そうだ。
俺は○○のおじいちゃんなんだ。
何をやってるんだよ、俺は…
馬鹿だな、本当に馬鹿だ。
これじゃ○○に叱られるじゃねぇか…。
○○を抱きしめたまま、気付いたら俺はボロボロと涙を流していた。
息子ですら泣かなかったってのに、父親の俺は大泣きだ。どっちが子供なんだかわかったもんじゃねぇな、心から情けねぇ…。
こんなひどい顔、○○には絶対に見せららねぇな…。
俺の気持ちなんて露知らず、俺が泣いているとわかったのか○○が優しく背中をさすってくれた。
「もう、おじいちゃんってば…もしかして酔っ払ってる?よしよし…。」
ああ…ほんと…○○に似て優しい子に育ってくれたな…。
「おじいちゃん、大丈夫?」
…うん、
「……幸せになれよ……○○。」
「うん…!ありがとう、おじいちゃん!」
…大丈夫。
……俺ならもう、大丈夫だ。
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名前:アーサー・カークランド
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