(先ほどよりもずっと薄れていくあなたに、アーサーが笑いかける)
(寂しそうな笑みではあるが、どこか吹っ切れたような表情だ)
(あなたが頷くと、アーサーは今度こそ嬉しそうな顔を見せ、消えかけたあなたの頬にキスをした)
…またな、○○。
(にこりと笑い、あなたはアーサーに向かって何か言葉をかけた)
(その言葉はアーサーに届いていたかはわからないが…)
(そして遂にあなたの姿は消え、その声もまるで空気に溶けるように消えていってしまった)
(それはまるで幻のように…)
…○○…?
……○○…
っ…
(アーサーはその場に立ち尽くし、流れる涙を堪えようと片手で両目を覆う)
(しかしあなたがアーサーに残したものは、彼にとって優しく暖かいとても大きなものとなった)
(あなたと交わした約束を胸に、アーサーはまた一年、あなたのことを待ち続けるのだった)
(END)
名前:アーサー・カークランド
友達が551人できた
友情の証に謎の食べ物を貰う
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