(どれくらいの間、眠っていただろうか)
(目が覚めると少し肌寒く、辺りは暗闇に包まれていた)
(ずいぶん寝てしまった…アーサーはどこだろう?)
(体を起こすと、近くで小さなオレンジ色の明かりが目に映る…どうやらアーサーが蝋燭に火を灯したようだ)
…おきたか?
もう夜になっちまったな。
(明かりを手にしたアーサーがあなたの手を握り、くいくいと軽く引っ張ってくる)
(促されるように木の根元から出てみると…)
(明かりの少ない町のずっと上に、見たこともないほど数多くの星がきらきらと瞬いていた)
(綺麗な空気と星の光をかき消すような地上の明かりがない夜空には、現代では見られないような美しい星空が見られるのだろう)
(思わず空に見入っていると、アーサーもそれに気がつき同じように夜空を見上げた)
……?
ああ、○○の住んでる時代では星があんまり見えないって言ってたっけ…。
○○は夜空が好きなのか?
…○○の気がすむまで見ててもいいぞ。おれも星は好きだからな。
(二人で手を繋いだまま、真っ黒い空に浮かぶ眩い月と数え切れないたくさんの星々を見つめる)
(体が冷えてくるまで、アーサーが天体観測に付き合ってくれた)
名前:アーサー・カークランド
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