(そしてまた数日経ち、今度はショップの店員さんから電話がかかってきた)
(アーサーが修理から戻ってきたそうだ)
(ショップへ向かうと、店員さんは申し訳なさそうな表情で出迎えてくれた)
(結果は明白だった)
申し訳ございません…業者の方に見ていただいたのですが…
(…やはり直らなかったようだ)
これ、お返ししますね…。
(店員さんが差し出してきたのはぼろぼろになったスマートフォン
…ではなく、小さな小さなメモリーカードだった)
「これは…?」
…メモリーカードです。
お預かりしたスマートフォンは、損傷が酷くもう直すことはできなかったのですが…
…内蔵されていたメモリーカードだけは無事でした。
メモリーカードの入っている部分だけ、まるでなにかに守られているかのように無傷だったそうです。
…きっと、あなたの大切な思い出を守ってくれたのでしょうね…。
(…アーサー…。)
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名前:アーサー・カークランド
友達が551人できた
友情の証に謎の食べ物を貰う
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