(知らない土地で猫に捕まり、このままきっと死んでしまうんだ…)
(絶望感に打ちひしがれていると、どうやらこの猫のご主人の部屋に着いたようだ)
おいご主人、ネズミを捕まえたぞ。
「ん?ああ、ネズミを捕まえてきてくれたのか?…ってこのネズミ…ずいぶん小さいけど子供か?」
(ご主人と思われる人間が、猫に咥えられたあなたをじーっと見つめている)
「これ、カヤネズミだな。普段家の中にいるようなことはないと思うんだが、どうしてこんなところに…。」
「こいつはネズミだけど益獣だから逃がしてやれ。数が減ってて保護しなきゃいけない生き物なんだ。」
はあ!?
せっかく捕まえたのに……
…なんだよ、お前捕まえたらいけないネズミだったのか?
……。
(猫が無言のまま、あなたを窓の外に放り出した)
名前:アーサー・カークランド
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