(フェリーに乗り込み、段々と遠ざかっていく無人島を見つめる)
(なんだか慌しい二日間だったなぁ…)
(南の島でバカンスとはなんだったんだろう…)
(そんなことを考えていると、隣にアーサーがやってきた)
やっと終わったな…
疲れた二日間だったぜ…。
こんなところもう二度と来たくねぇけど…まあ、海とか花火とか…他にもいろいろ思い出はできたかな…。
(その横顔を覗き見ると、なんだか少し嬉しそうに笑っていた)
「そうだ、夜はあっためてくれてありがとう。」
…?
なんのことだ…?
○○は爆睡してたけど、俺はなかなか寝付けなかったんだよな…
だからちょっと海風に当たりに行ってたんだけど…。
…夢でも見てたんじゃねぇか?
(夢…?)
(でも、確かに私を抱き締めていた)
(…キスまでしたのを覚えてる…)
(私を抱き締めていたあの腕は、アーサーじゃなかった…?)
(じゃあ一体、あれは誰…?)
(なんとなく、アルが洞窟の裏について話してくれたことを思い出した)
(…実はね、この無人島には幽霊がいるって噂があるんだ!)
(俺達が寝泊りしている洞窟の裏側に、ここで過去に遭難した人たちの亡骸がゴロゴロ転がってるんだって…!)
(寒さで凍えた体が、生きた人間のぬくもりを求めて夜な夜な洞窟を抜け出すらしいんだ…!)
(…そんなまさか…ね…。)
END…?
名前:アーサー・カークランド
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