(次々に打ち上げられていく花火を見つめていると、アーサーにそっと肩を抱かれた)
(花火から目を離しアーサーを見上げると、目を合わせないようにしているのか花火をじっと見つめている)
(花火で照らされた白い頬が、心なしか赤い気がした)
(最後に一際大きな花火ががどーん、と大きな音を立てて打ち上げられた)
(目が眩むほどに眩しかった空に、星の優しい光が戻る)
(花火の音は止み、辺りをしんとした静けさが包んだ)
(もう少し余韻に浸っていたいと思ったが、思いのほか時間が経っていたのか急に睡魔が襲ってきた)
(小さくあくびをすると、肩を抱いていたアーサーが立ち上がる)
もうこんな時間か…そろそろ戻ろうぜ。
明日の朝には帰れるんだ。
さっさと寝ないと、うっかり寝坊して置いてけぼりにされるかもしれないからな。
ほら、行くぞ。
(アーサーが手を差し出してきた)
(貸してくれたジャケットを持ちアーサーの手を取ると、暗くてよく見えなかったがアーサーが笑ったのがわかった)
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名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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