(…死ぬほど心配で駆けつけてみたら思いのほか元気そうだし、そのくせ友達のことを…俺のことだけど綺麗さっぱり忘れちまうなんて…なんて薄情なんだ。)

(あんなに色んな話をして、色んなところに出かけて……)

(あんなに俺のことを、好きだって言ってたのに…。)

(○○との思い出や交わした言葉が脳裏を駆け巡り、無意識に俺の目から涙が溢れ出す。)

(わかってる、○○が忘れたくて忘れたわけじゃないことを…それでも俺は信じられなくて…。)

(もしかしたら悪い冗談なんじゃないかと、俺を騙そうとしてるんじゃないかと…まだ信じられずにいた。)

(…いや、信じたくなかったんだろう。)


(もしかしたら…いつもみたいに軽口でも叩けばボロが出るんじゃないかと思った。)


あ、はは…ほんとに…ほんとに俺のこと、忘れちまったのか?

ひどいやつだな、忘れちまうなんて…。


「えっと…私たちってどんな関係、でしたっけ…?」


(あんまり俺からふざけたことはなかったけど、こういったら思い出すか…?)

(そう思い、俺はなぜかずっと言ってはいけないと思っていた言葉を口に出してしまっていた。)


…俺たちの関係は……




……恋人、だっただろ…?






名前:アーサー・カークランド
友達が551人できた

友情の証に謎の食べ物を貰う

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