(病院へ向かうと、そこには眉を下げ不安そうな表情を浮かべた菊が待っていた。)

(俺の姿を見つけると軽く頭を下げる。)


日「アーサーさん、お待ちしておりました…。」

菊、○○の状態は…

日「すみません、○○さんは落ち着いてはいるんですが、その…。」


(何故か言いよどむ菊の様子に疑問を抱いたが、○○の様態が落ち着いているとわかり少し安心した。)

(菊は何故か申し訳なさそうな顔で俺を見上げ、小さく口を開く。)


日「落ち着いていますし、意識もあります。荷物が飛び散る程の派手な事故ではあったのですが、幸い怪我も足を少し骨折したようでしたがひどいものではないようで…頭も軽く打ってしまったようですが命に別状はないんです。」


(そうだったかの…慌てて連絡してきたから危篤なんじゃないかと思っていたが、割と軽い怪我で済んでいたらしい。)

(それで菊はこんな表情をしているのか?)


…そっか、ひどい状態じゃなくてよかったよ。

ああ、せっかくだし面会でもしていこうかな。心配させやがって、一言くらい挨拶していきたいしな。

病室に案内してくれねぇか?


日「あ、それは…。」


(俺の言葉に、菊が眉を寄せて小さく俯く。)

(先程からどうも様子のおかしい…俺を○○に会わせたくないのか?)


日「…その、アーサーさん…実は○○さんのことでちょっとお話が…。」


(そのどこか不穏な雰囲気に、一瞬嫌な予感がした。)

(俺は菊に促されるまま、病院のロビーへ足を運んだ。)







名前:アーサー・カークランド
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