(夜も更け、日付が変わる時刻となり…)
(一人でのんびりとした時間を過ごしていると、静かな部屋に突然着信音が鳴り響き、慌てて電話のディスプレイを確認する)
(そこには待ちわびていたアーサーの名前が…)
(急いで出ると、電話口から少し癖のある聴きたかった彼の声が聞こえてきた)
『Hello.俺だけど…こんな時間になっちまってごめんな。起きてたか?』
『ようやく仕事の方が終わってな…今からホテルに戻るところなんだ。』
『それで改めて…今日はありがとな。今夜は冷えるみたいだから、暖かくして休むんだぞ?』
(少しお疲れのようで、どこか落ち着いたトーンの声が聞こえてくる)
(お疲れ様、と声をかけると、電話の向こうでアーサーが笑ったような気配を感じた)
『…そうそう、それと…寝る前に○○に見せたいものがあるんだ。』
(見せたいもの…?でもアーサーはホテルに向かっているみたいで近くにいないはずだし…)
(アーサーの言葉に首を傾げると、あなたの反応を察したのか、電話口の小さな笑い声が聞こえてきた)
『なあ○○、今部屋の中にいるんだよな?近くに今日交換したスノードームはあるか?それを窓の傍に持ってきてほしいんだが…。』
(スノードーム…?)
(飾っていたスノードームを手に取ると、アーサーが電話の向こうから続けて指示をしてきた)
『窓際に持ってきたか?それじゃそのスノードームを振ってみてくれ。』
(アーサーの指示通りスノードームを軽く振ってみる)
(キラキラとした砂がスノードームの中をふわりと舞い、ゆっくり、ゆっくりと底にはらはらと落ちていく…)
『振ってみたか?それじゃ次は…窓の外を見てみてくれ。』
(今度は窓の外?)
(不思議に思いながらも言われるままにあなたは部屋のカーテンを開き、窓の外を見てみると……)
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名前:アーサー・カークランド
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