(最初は他愛ない話しをしていたが、賑やかなマーケットを離れ、街のイルミネーションを見ながら駅まで向かっていると段々とお互いの口数が少なくなっていく)

(離れがたいと思っているのか、ポケットの中で繋いでいる手をぎゅっと握り直された)

(その気持ちが繋いだ手から伝わり、同じ気持ちであることを伝えようとそっと体を寄せてみると、アーサーが少し嬉しそうに頬を綻ばせた)










…着いちまったな、駅。

仕事がなかったらまだ一緒に遊べたのにな…
せっかく会えたのにこんな中途半端な時間だし…暗い時間だったらもっとイルミネーションだって楽しめただろうに、ほんとごめんな。


(そんなことない、とあなたは首を横に振る)

(そして、結局アーサーにクリスマスプレゼントを贈れなかったことを口にすると、アーサーが声を漏らして小さく笑った)


なんだ、やけにマーケットをキョロキョロしてると思ってたが、そんなこと考えてたのか?
気にするなよ、さっきスノードームを交換してもらえたし、短い時間だったけど今日は楽しい時間を一緒に過ごせたから…



あー…そうだ、じゃあ今からプレゼント貰ってもいいか?


(プレゼント…今から用意できるものなんだろうか?)

(そう思い首を傾げると、笑っていたアーサーの口元から笑みが消え、真剣な面持ちに変わっていた)






名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う

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