(そういえば今日はずっとアーサーと手を繋いでいた気がする…)

(そんなことを考えながらアーサーの手を握り特設ブースから出ると、日は既に傾き辺りは薄暗くなり始めていた)

(建物で日が遮られている分、昼間よりも気温も下がってきたようで先ほどよりもかなり肌寒く感じる)


もうこんな時間か。
ちょっと長居し過ぎちまったな…

…ごめんな、まだ夕方なんだけど…そろそろ戻らねえと。
夜まで一緒に居たかったのに…


それにしても結構冷え込んできたな。
○○、寒くねぇか?


(アーサーが自然な動作で繋いでいる手を自分のコートのポケットに突っ込んだ)

(反射的にアーサーを見上げるが、特に気にも留めてないようないつも通りの表情を浮かべている)

(繋がれた手がとても温かく、大丈夫だと頷くと、アーサーは口元に笑みを浮かべてゆっくりと歩き出した)


(マーケットを見て回っていた時よりもゆっくりとした足取りに、名残惜しいと思うアーサーの気持ちが現れているようにも感じられた)





名前:アーサー・カークランド
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