(クリスマス…どうしてあんなおかしなことが起きたんだ?)
(俺は自宅へ戻り、紅茶片手にぼんやりと思考を巡らせながら首を傾げた)
(確かにあの日、クリスマスが終わってほしくないとは思っていた)
(そしたら○○は帰らないし、一緒に料理して食事をしたり、何より彼女の楽しそうな笑顔が見られるから)
(毎日クリスマスが続けば○○はずっと笑っていてくれるかもしれない)
(…しかし実際のところ、クリスマスが続くにつれてどんどん○○の表情は曇っていった)
(…まあ冷静に考えれば当たり前か)
(本当は今日だって一緒にいたかった)
(…けど、来年もクリスマスを一緒に過ごす約束ができて、俺の気持ちはどこか晴れやかだ)
(結局ループした原因はわからねぇが……マフラーを巻いてやった時、久々に○○の笑顔が見られて本当によかった)
(あの日の夜…最初のクリスマスの夜にしたまじないが効いたのかな…)
(「○○と二人でまた最高のクリスマスが過ごせるように」って…)
(来年の俺たちはどんな関係でクリスマスを迎えられるだろうか)
(願わくば今と変わらず…高望みしてしまえば、少しだけ進展していることを願い、俺は紅茶を口に含んだ)
(何気なく顔を上げると、俺の心を表しているかのように窓の外の雪は止み、空は晴れ渡っていた)
名前:アーサー・カークランド
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