(アーサーの家に遊びに行くと、待ってましたとばかりに黒く焦げるほどにこんがりと焼かれたスコーン?を差し出される)


紅茶飲むだろ?
ちょうど○○が来る時間に焼けるように見計らって準備したんだ。
焼きたてだぞ!

その、今日はいつもより丁寧に作ったんだぜ。


(余計なことを…)

(確かに今日のスコーンはいつものものより一段と黒い…まるで光すらも吸収するベンタブラックのような色をしたスコーンだった)


(こんなもの食べられるわけがない…むしろこれは食べ物ではなくベンタブラックを使った置物なのでは?)


(差し出されたスコーンの乗った皿に手を伸ばしてみるものの、なかなか口に運ぶ勇気が湧かない)

(ちらりとアーサーの方を見ると…)






(すっごい笑顔で、期待に満ちたキラキラとした瞳をこちらに向けているではないか)



(……食べるしかないのか、これを)




(仕方ない、一口だけ食べてみよう…)

(そう決心し、皿に乗ったスコーンを掴むが…)



「あつっ…!」


(そうだ、アーサーがこれは焼きたてと言っていたんだ…)

(まるで熱された炭のように熱いスコーン(むしろ炭そのもの)を、思わず手から離してしまう)


(するとあなたの手から離れたスコーンはころりと床に落ち、テーブルの下に転がっていってしまった)





名前:アーサー・カークランド
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