○○とは出会ってからすぐに打ち解けよく話すようになり、今ではすっかり俺の一番の友達になっていた。
…そう、『親友』とか『友達』だと思っていないとやってられない。
今日も俺に会いに来て紅茶を飲みながら楽しく会話をしている。
紅茶は飲むくせに、いつも俺の用意したお菓子にはなかなか手をつけない○○だが、それは仕方のないことだと思っている。
残念ながら人間には誰しも好き嫌いがあるからな。俺は大体何でも食べるけど。
彼女がティーカップを片手に俺に話しかける姿を見る度、いつまでこの関係を続けられるんだろう、と…ふと思うことがある。
正直俺はいつまでもこの時間が続けばいい、そう思っている。
いい暇つぶしになるしな。
……○○と話すのは楽しい、し…何より傍にいられて嬉しい。
そんなこと、恥ずかしいし絶対に笑われるから○○の前では口が裂けても言えねぇけど。
…それに、きっとその気持ちを伝えたら彼女を困らせてしまうだろう。
人間の時間は俺たちと違って限りなく短い。
彼女にだって都合はあるし用事が入る事だって多いだろう。
…何より○○は自由な女だ。
…人間は自由な生き物だ、俺たちとは違って。
それはわかってる、○○には人として好き勝手に生きてほしいし、俺たちのような存在に囚われてはいけないと思ってる。
…だから『親友』とか『友達』だと思っていないとやってられねぇんだ。
認めたくねぇけど…俺は○○が好きだった。
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名前:アーサー・カークランド
友達が551人できた
友情の証に謎の食べ物を貰う
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