(急いで席から立ち去ろうとするアーサーの袖を掴んだ)


おわっ…?

な、なんだよ、まだ何かあるのか?


「あのっ…れ、連絡先教えてください…!」


へっ?


(思わず敬語に戻ってしまった)

(でも次に会うための方法が連絡先を聞くことくらいしか思い浮かばなかったのだ)


(…嫌がられたらどうしよう…こんな出会って1時間くらいしか経っていない相手に連絡先なんて、教えてくれるだろうか…)



(口に出してから後悔が襲ってくる)


(言わなきゃよかった…)

(考えてみたら、菊さんにお願いすれば会えたかもしれなじゃないか…)


(早まったな…)





(俯きながらそんなことをグルグルと考えていると、アーサーが白い紙を差し出してきた)



「…?」


い、いいからこれも受け取れっ…

俺、もうほんとに行かないと時間に間に合わないから…。



(その紙を受け取ると、じゃあな、とアーサーは足早に席を離れてしまった)






名前:アーサー・カークランド
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