(少しすると、私が注文したカフェオレとアーサーさんの注文した紅茶が運ばれてきた)
(アーサーさんはカップにミルクと紅茶を注ぎ、角砂糖を入れて優雅な動作で手慣れたようにティースプーンでくるくるとカップの中をかき回している)
(紅茶が好きなのかな…)
なあ。
(突然声をかけられ、アーサーさんのカップから目線を上げる)
(じっと見てたの、変に思われたかな…)
あのさ、○○ってカフェオレ好きなのか?
(…?)
(思いがけない質問に首を傾げる)
「はい…?好きですけど…。アーサーさんも好きなんですか?」
いや、俺は紅茶派だから。
まあコーヒーも嫌いじゃねぇが。
(アーサーさんの質問の意図がよくわからず、首を傾げつつもカフェオレを口にする)
(コーヒーの苦味と柔らかなミルク、そして甘い砂糖の味が口いっぱいに広がった)
日本人ってコーヒー好きだよな。
日本には自販機はたくさんあるのに、中身はコーヒーばっかりだ。
あんなに色んなところに設置してあるのに、どの自販機も紅茶は二種類くらいしか置いてないんだぜ?
ここの店は紅茶の種類も結構多いみたいだけど。
紅茶が好きな俺としては、残念なことだ。
日本はお茶の国なんだから、もっと紅茶を好きになってくれたら嬉しいんだがな。
…○○にも紅茶を好きになってもらいたいし。
(そう言い終えるとアーサーさんはカップに口をつけた)
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名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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