仏「たまにはいいじゃん、例え恋じゃなかったとしても話すだけで少しは楽になるんじゃない?こんなモヤモヤしてるお前見るの久しぶりだし、なんかあったんでしょ?」


(相変わらず勘だけはいいやつだ…)

(と言っても大したことではないんだが…)


(まあ、どうせコイツ酔っ払ってるしいいか…)


…今日、会議の後に菊の家に行ったんだ。

仏「うん。」

…で、そこで会った女がどっかで見たことあるような顔しててさ…。

仏「うん。」


どこかで会ったことあるかって聞いたら、目を逸らされちまって…

仏「ぶふっ…!」


おい!笑ってんじゃねぇよコラこのクソヒゲ!
この俺がお前なんかにわざわざ真剣に話してやってるってのに…!


(隣のヒゲ野郎の胸倉を掴むと、そいつは心底おかしそうに笑っている)

(実際頭がおかしいんだろう)


仏「だ、だってさぁ、ぷぷっ…今時「俺達どこかで会ったことある?」なんて口説き文句いう男っている?いないよねー、だっせー!お前さぁ、そんなんだから目を逸らされたんじゃないの?美しくないし芸術的なセンスもないね!」

てめぇのそのペラペラとよく喋る口を芸術的な刺繍で縫い合わせてやろうか?

仏「ほら~、そうやってすぐ口に出すからいけないんだよ。さすがにその口説き文句は古すぎると思ったけどさ。」


(ムカついたから鏡のように美しく磨かれた大理石のバーカウンターに顔面を押し付けてやった)


仏「ぶっ!なにすんの!」

美しく芸術的な口説き文句を発する口とキスでもしてやがれ。

仏「やめてってばもー!まったく…その乱暴なところが透けて見えてたんじゃないの?」

ふん…俺はちゃんとお前には見せたことがないくらい紳士的な態度で接してたぞ。





名前:アーサー・カークランド
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