(狼があなたに飛び掛り、どさっと床に押し倒されてしまった)

(強い力で腕を押さえつけられ身動きをとることができない)

(突然のことに驚き目を丸くしていると、目の前の狼がおかしそうに口元を歪めてこちらを見下ろしている)

(唇の隙間から見える鋭い牙と、獲物を捕らえるギラつき興奮した野生的な目に、恐怖で無意識に体が震えだす)


ふん、バーカ。
俺の策にまんまと引っかかるなんて…この家の主もお前も、人間ってのは大したことねぇな。

最初から俺はお前を食うつもりだったんだよ。
俺だけじゃ警戒しきった人間を狩るのは難しい…だからお前を花畑に寄らせてこの家まで遠回りさせ、その隙に家主を追い払っておいたってわけだ。

それにしても…よくもまあノコノコとやってきたもんだ。
さて、あとは俺の腹の中に納まるだけだぜ、可愛い子羊ちゃん。


くくっ…怖くて震えてんのか?腕から伝わってくるぞ。
その恐怖に怯える表情も堪らねえな、その顔だけで気分が良くなってくるようだ。さしずめメインディッシュの前の食前酒ってところか?


(このままじゃ食べられる…!)

(そう思い誰かに助けを求めようと口を開くと、狼があなたの唇を塞ぐようにかぷ、と軽く噛み付いてきた)

(驚いて固まっていると、狼が口を離しあなたの唇をひと舐めする)


…騒いでも無駄だ。
周りには誰もいないし、ここの家主と厄介な狩人はクマの縄張りにいるだろうからな。
今頃冬眠明けで腹ペコの凶暴なクマの胃袋の中なんじゃねーか?

ん…我慢できず味見しちまったが、人間の唇ってのはなかなか悪くない味だ。
もっと別の場所はどんな味がするんだろうな…?


(高揚した表情で舌なめずりする狼にあなたは…)


罵倒する(注意)

恐怖で泣き出す


名前:アーサー・カークランド
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