(近道してることだし、少しくらい大丈夫だよね…?)
(それに、にーにも喜んでくれるかもしれないし)
(その提案に頷くと、狼をにっと口角を上げて笑い、自分についてくるよう促す)
(少し警戒しつつ狼の後ろを歩いていると、日の光の当たる拓けた花畑にたどり着いた)
(色とりどりの花が咲く花畑に足を踏み入れると、優しい花の香りに包まれていく)
どうだ?なかなかいい場所だろ。
ここなら知り合いの見舞いにもってこいの花束が作れるんじゃねぇか?
ほら、この赤い花とか俺のお気に入りなんだ。摘んでいけよ。
「うん。ありがとう、アーサー。」
……?
…ああ。
(礼を言われるとは思っていなかったのか、一瞬言葉の理解ができなかったようだ)
(そして気まずそうに頬をかくと、くるりとあなたに背を向けてしまった)
(照れているのか、その頬は少し赤くなっているように見える)
そ、それじゃ、俺はもう行くから。
…危険なEUの狼には気をつけろよ?
(そう言うと狼は足早に花畑を後にする)
(彼は優しいし、悪い狼ではなかったのかな…?)
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名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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