(…お花は魅力的だけどやめておこう)
(菊さんには寄り道するなって言われてるし、何よりこの狼が危険な狼じゃないとも言い切れない)
「ごめんなさい、急いでるからお花はやめておくね…。」
(目の前の狼のことを気にしつつ、森の奥へと歩を進める)
(すると、焦ったように早足で狼があなたの後ろをついてきた)
お、おい!
そっちはやめとけ!狼の縄張りじゃねえし、俺でもさすがにそっちまではついていけないっていうか…
(危険な狼の縄張りじゃないのなら、進んでも大丈夫なのでは…?)
(やっぱりこの狼は危険な狼で、嘘をついているのかもしれない)
(アーサーの制止を振り切るようにして、あなたは足早に森の中を進んでいく)
(いつのまにかアーサーの声は聞こえなくなり、あなたを追いかける彼の足音も聞こえなくなっていた)
(…諦めてくれたのかな?)
(ほっと胸を撫で下ろし、再び深い森の中を歩き始める)
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名前:アーサー・カークランド
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