○○、お前……
……また、俺のことを助けてくれたんだな。
(目の前の青年の表情が嬉しそうなものに変わったと思うと、あなたの腕を引き寄せ、ぎゅっと抱きしめてきた)
(見た目よりも力強い腕に驚いたものの、青年の表情がアーサーと同じものだと気付き、そっとその背中に腕を回す)
(アーサー、本当に元の姿に戻れたんだ…!)
(でも、助けてくれた…って、私は何もしてないけど…。)
……その、だな?
…黙っててごめん、実は呪いを解く方法、知ってたんだ。
でも絶対に解けないと思ってた、それは一人じゃできないことだったから…。
(あなたを抱きしめたまま、青年…アーサーがぽつりぽつりと語り始めた)
…俺にかけられた呪いを解く方法は、「真実のキス」をしてもらうことだったんだ。
愛情の込められたキスをされることで呪いが解ける…。
でもあんな姿じゃ誰かに愛してもらうことなんてできないし、俺自身…誰かに愛されるとは思えなかった。
だから半ば諦めてたんだ…
…けど、○○にキスされて俺は元の姿に戻れた。
だからそれって…○○は俺のことを…
……。
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名前:アーサー・カークランド
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