「…もう、ここに来ない方がいい。」
呟くような俺の声に、彼女は何も言わない。
ずっと見ていると食べたくなってしまいそうで、俺を俯き目を伏せた。
○○は目を合わせられない俺のことを、静かに見つめている。
「俺とも、もう会わない方がいい。…いや、俺がもう○○とは会わねぇ。会いたくないんだ。」
「もう、俺の前に現れるな。」
そんなの嘘に決まってる。
会いたいよ、傍にいてくれ、いつだってそう思ってた。こんなに好きだったのに。
それでもいつか○○を手にかけてしまうくらいなら、こうして突き放したほうがずっとマシだ。
こうでもしないと、きっと○○は俺を見捨てない。あいつは眩しくて優しいから、俺に手を伸ばして自滅してしまうだろう。
努めて冷静に話そうとしているのに、自分の声が震えていることに気づいた。
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名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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