「…○○。ちょっといいか、話がある。」


帰り支度をする○○の背中に声をかける。
俺の声色で何となく察してくれたのだろうか、その表情は少し強張っていて…しかしどこか決意を固めたかのような、意思を感じる目をしていた。

意外と聡い彼女だ。
きっと俺の話を理解してくれるはず…。



こうして○○と話すことができるのは、今日で最後になるだろう。

ずっと想っていた相手と、こんな形でお別れすることになるなんて誰が想像できただろうか。
ついこの間まで、何の後ろめたさもなく二人で楽しく過ごしていた時間が、まるで嘘のようだ。


そんなことを考えると涙が零れそうになるが、ぐっと奥歯を噛み締めなんとか堪えた。





名前:アーサー・カークランド
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