俺の得意料理を用意したぞ!
毎日練習したからな、絶対美味いって思ってもらえるはずだ!
(アーサーがキッチンからコロンとした手のひらサイズのパイを乗せた皿を持ってきた)
(嫌な予感…)
(…と思いきや、端のほうは少しだけ焦げているものの、パイの色は綺麗なキツネ色をしている)
これ、ブリティッシュパイって料理でな!
パイ生地の中にとろとろのビーフシチューが入ってるんだ。
日本人はパイもビーフシチュー好きだろ?
今回のは何日も前から頑張ったから絶対に○○も気に入るぞ!
騙されたと思って食ってみろよ!
(キラキラとした期待を含んだ目で、アーサーがこちらを見つめてくる)
(……食べよう)
(恐る恐るパイにスプーンを刺す)
(さくさくと生地が割れ、中から美味しそうな匂いが漂い、程よく煮込まれたビーフシチューがとろりと出てきた)
(スプーンで掬い、そうっと口へ運ぶ)
(……!?)
「お、おいしい…!」
(うそ…!?)
ふふん、どうだ?
俺だってちゃんと一からレシピ見て作ればこれくらいできるんだからな!
見直しただろ?もう不味いなんて言わせないからな!
(クリスマスに奇跡が起こったようだ)
名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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