…お前ってほんっとに危機感のない女だな。
(どこか冷めた目をしたアーサーが、あなたの頬に手を伸ばしてきた)
(手袋をはめたその指先が頬に触れる)
俺たちとは違う、このバターのような色の肌…
(指がするすると頬を滑り、まぶたに触れた)
そしてこのオニキスにも見える黒い瞳…
…これを初めて見る人間だって大勢いるんだぞ。
俺の家はこの間までフランスやスペインと戦ってたんだ、国民たちだってピリピリしてるんだよ。
ましてや宗教の問題で揉めるようなやつらだ。
お前のような異国の女が街中に現れたら、一体どうなると思う?
…こいつは異教徒だと晒し上げられ、皮膚ごと髪をそぎ落とされて丸太に縛り付けられるんだ。
その周りを薪で囲われ、大勢の人間に石をぶつけられては聞いたこともないような汚い言葉で罵られる。
そして足元に火を点けられ、爪の先から頭のてっぺんにかけて徐々に炎に巻かれていき、この柔らかい肌と肉が焼け焦げていくにおいを嗅ぎながら、痛みと熱さに苦しみながら死んでいくんだよ。
…そんな目に遭いたくねえだろ?
それでも外に出たいってんならどうぞご勝手に。
…俺がどうしてお前を匿ってやってるか、わかっただろ。
※…ごめんなさい…
名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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