「そうだ、私は○○っていうんだけど、君の名前はなんていうの?」
おれはアーサー!
えへへ…よろしくな!
(先ほどまで寂しそうに一人で遊んでいた彼だったが、あなたが自己紹介をすると嬉しそうににこにこと笑いかけてくれた)
(最初に見たときはその表情から控えめで大人しそうな性格に見えたが、実際はそんなことはなかったようだ)
(一緒に遊んでいるとボールを蹴ったり投げたり、子供らしくくるくる走り回っては口を大きく開けて笑っている)
(あのときの表情は見間違いだったのかな…?)
(そんなことを考えていると、いつの間にか夕方になっていたようで空がオレンジ色に染まっていた)
(そろそろ暗くなるし家に帰したほうがいいかな…そんなことを思っていると、隣のお屋敷からアーサーのお母さんが出てきた)
(広い庭だ、アーサーが屋敷の庭のどこかにいるのだろうと辺りを見回しているようだが、こちらには気づいていないようだ)
あ…かあさん…
…○○、おれかえらなきゃ…
(先ほどまでにこにこと笑っていたアーサーだったが、屋敷から出てきた母親の姿を見てまた大人しそうな表情に戻る)
(そしてあなたの方を振り向き、何か言いたげにそわそわしたり口をもごもごとさせている…)
…あの……また、いっしょにあそんでくれる…?
「うん、もちろん。また遊ぼうね。」
…!うん!やくそくな!
…じゃあ、またな!
(ぱあ、と表情に光が戻ったアーサーは、手を振り時折あなたを振り返りながらこっそりとお屋敷に戻っていった)
(お屋敷の庭へ入ると、それに気づいた母親に手を引かれたアーサーが家の中へ入っていく)
(その横顔は、初めてアーサーを見たときと同じ大人しそうなものに変わっていた)
(決して仲が悪い家族には見えないが…アーサーはどうしてあんな表情をしていたんだろう…?)
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名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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